九州名物あごだしとは?味の特徴や種類、基本の使い方を解説!
目次
あごだしは、九州を中心に使用されているトビウオを原料としただしのことです。
かつてはめずらしい食材として扱われていましたが、強い旨みや上品な風味が人気を呼び、最近では九州以外でも広く知られるようになりました。
ただ、「気になってはいるけれど、まだ使ったことがない……」という方もまだまだ多いかもしれません。
あごだしの魅力やだしの取り方などについてご紹介しますので、一度使ってみたいという方はぜひ参考にしてみてください。
1.強い旨みと上品な風味が特徴!あごだしの魅力は?
あごだしとは、乾燥させたあご(九州のトビウオの呼び名)を使っただしのことです。
あごは、九州を中心に、中国地方の日本海側などでも親しまれている高級食材です。
海上を飛んで移動するという特性から、他の魚に比べて身が引き締まっており、脂肪分が少ないのが特徴です。
そんなトビウオが原料のあごだしは、力強い旨みと上品な風味が魅力。
クセがなく、食材の自然な味わいを引き立てるので、料理の美味しさをワンランクアップしてくれます。
また、かつおや昆布、煮干し、干ししいたけなどとの相性も抜群で、合わせだしの食材としてもよく利用されています。
2.あごだしにはどんな種類があるの?代用品は?
次に、あごだしの種類や代用品についてご紹介します。
あごだしの種類
あごだしは、加工方法によっていくつかの種類に分かれます。
以下の5つが一般的です。
・あご煮干し
あごを乾燥させたもののこと。干して乾燥させるだけのシンプルな加工で、あごの自然な旨みや風味を味わうことができます。
・焼きあご煮干し
焼きあご煮干しとは、あごに焼き目をつけてから乾燥させたものを指します。
焼き目をつけるというひと手間を入れることで、旨みや風味に香ばしさが加わり、味わいがより力強くなります。
・粉末タイプ
乾燥させたあごを粉砕し、調味料などを加えて味を整えたタイプです。
お湯を注ぐだけで簡単にだしを作ることができ、調理の手間がほとんどかからないのが魅力。
手軽にあごだしを味わいたい時にぴったりです。
・だしパック
あご煮干しを粗く削ってパックに詰めたタイプです。
適量の水にだしパックを加え、一定時間煮出すだけで簡単にだしを取ることができます。
あごの自然な旨みと風味を残しつつ、調理も簡単なのが特徴です。
・液体タイプ
あご煮干しのだしを凝縮して、調味料などを加えたタイプです。
原液を水で薄めて使ったり、そのまま煮物や鍋などに加えたり、さまざまな使い方を楽しむことができます。
あごだしの代用はかつおや煮干しで
あごだしの代用品としては、かつおや煮干しなどの魚介だしがあります。
あごだしはないけれど、魚介系の風味や旨みがほしいという時に使ってみるとよいでしょう。
ただ、かつおや煮干しもそれぞれに独特の風味があるため、味わいは異なります。
3.あごだしを上手に取る方法とおすすめの料理
ここでは、あご煮干しからだしを取る方法をご紹介します。
あご煮干しが手に入った時は、ぜひ試してみてください。
あごだしの取り方
1. あご煮干しを水に入れ、半日ほど浸けておく
2. 中火にかけて、沸騰直前で弱火にする
3. 沸騰したら火を止めて5〜10分放置してからザルでこす
風味をさらに引き立てたい時は、煮干しを事前にサッと炙っておくのがおすすめ。
沸騰させすぎたり、ザルでこす時に押しつけたりすると、雑味や臭みが出てしまうので注意しましょう。
あごだしに合う料理とは?
あごだしの魅力を味わうには、和食の汁物がおすすめです。
うどんやそば、みそ汁をはじめ、おでんや鍋のスープにもぴったり。
あご本来の豊かな旨みと風味、クセのない味わいをじっくりと楽しむことができます。
また、煮物や茶碗蒸し、だし巻き卵に使ったり、ラーメンのスープに加えたりするのもよいでしょう。
食材の味を引き立ててくれるので、ご自身の好みに合わせてさまざまな料理で試してみてください。
4.焼きあごの旨みも凝縮!やまやの「うまだし」とは?
やまやの「うまだし」は、今回ご紹介した焼きあごに加え、さまざまなだし素材の旨みを凝縮しただしパックです。
ここでは、やまやの「うまだし」の魅力についてご紹介します。
5.あごだしの旨みも凝縮!やまやの「うまだし」の3つの魅力
うまだしの魅力①:厳選した6種類の国産だし素材を独自の黄金比率でブレンド!
「うまだし」には、ご家庭で揃えるのが難しい厳選した国産だし素材を贅沢に使用しています。
さらに「炭火焼きあご、鰹節、昆布、原木栽培椎茸、枯鯖節、うるめ鰯節」の6種類を、旨みが最高潮に達する黄金比率でブレンド。
だし素材の旨みが凝縮しただしパックになっています。
うまだしの魅力②:旨みが約1.5倍!独自製法の「炭火焼きあご」
「うまだし」に使用している「焼きあご」は、手間暇をかけて作った自慢の素材。
「炭火でしっかり火を通し、濃厚な旨みと香りを引き出す」「火を通してから数日かけて乾燥させ、旨みを凝縮させる」という独自製法で、一般的なあごと比べて旨み成分を約1.5倍(※)に高めました。
複数の素材を使用しつつも、あごの魅力をしっかり味わえるだしパックになっています。
(※)長崎県水産試験場調べ(遊離アミノ酸含有量の比較)
うまだしの魅力③:これひとつで味が決まる!絶妙な味付け
「うまだし」には塩・砂糖・醤油でバランスよく薄味がついています。
そのため、これひとつで簡単に味が決まり、調理がとても簡単。
料理に慣れていない人でも、本格的な料理を作ることができます。
うまだしの取り方!火を使わない方法もおすすめ!
「うまだし」は以下の方法で誰でも簡単にだしを取ることができます。
1.鍋に水とだしパックを入れ、強火で沸騰させる
2.沸騰したら中火にし、1~2分煮出す
3.火を止めてだしパックを取り出す
お湯からではなく水から煮出すのがポイント。煮出しすぎると風味が落ちるため、煮出した後はすぐにパックを取り出しましょう。また、耐熱容器に水とだしパックを入れて加熱する「レンジだし」、容器に水とだしパックを入れて冷蔵庫で一晩寝かせる「水だし」など、火を使わない方法もおすすめですよ。
6.バリエーション豊富!おすすめのうまだし活用術
最後に「うまだし」の活用方法についてご紹介します。
以下の分量を目安に、好みに合わせてだしの濃さを変えてみましょう。
吸い物・おでん・寄せ鍋 水600ml だし1包
味噌汁※味噌は少なめに 水700ml だし1包
煮物・茶碗蒸し・そば・うどん 水600ml だし2包
天つゆ 水200ml だし1包
炊き込みご飯 米1.5合 だし1包
また、パックを破って中身を出せば、唐揚げの下味、お好み焼きの生地やチャーハンの味付けなどに調味料として使用できます。
野菜の浅漬けなどにも利用できるので、ぜひさまざまな使い方にチャレンジしてみてください。
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7.まとめ
トビウオを乾燥させたあごだしは、強い旨みと上品な風味を楽しめるだし素材です。
あご煮干し、だしパック、粉末、液体など、さまざまな種類が販売されているので、今回ご紹介した内容を参考に、ぜひあごだしの魅力を味わってみてください。
おすすめは、あご本来の旨みを最大限に活かしながら調理も簡単なだしパックです。
やまやの「うまだし」は、あごの魅力もしっかり味わえる商品なので、興味がある方はぜひ一度お試しください。