梨の代表的な品種「豊水(ほうすい)」とは?幸水との違いや美味しい食べ方・保存方法を解説!
梨は秋の代表的な果物のひとつで、夏の終わり頃からスーパーなどでよく見かけるようになります。梨には、さまざまな種類がありますが、中でも多くの人に愛されているのが「豊水(ほうすい)」という品種です。今回は、その豊水の特徴や美味しい食べ方・保存方法の他、おすすめの熊本県産の豊水についてご紹介します。
1.梨の代表的な品種!豊水とは?
まずは、梨の種類の他、豊水の特徴などの基本情報についてご紹介します。
梨の品種
梨には多種多様な品種があります。代表的なものとしては以下があります。
幸水(こうすい)
夏から初秋にかけて旬を迎える品種。ジューシーで甘み強く、酸味が控えめなことで知られています。肉質はやわらかく、水分が多いのが特徴です。
あきづき
初秋から晩秋にかけて旬を迎える品種。酸味が少なく、果汁が多いため果肉がやわらかいのが特徴。甘みが強く、さっぱりとした後味が魅力です。
新高(にいたか)
初秋から晩秋にかけて旬を迎える品種。芳醇で濃厚な甘さと香りが特徴で、大玉であることから「梨の王様」とも呼ばれています。
二十世紀
夏から晩秋にかけて旬を迎える品種。鳥取県を代表する梨の品種で、透き通るような黄緑色の果皮が特徴。ほどよい酸味と爽やかな味わいが魅力的です。
南水
初秋から晩秋にかけて旬を迎える品種。長野県を代表する梨の品種で、サクサクとした食感やジューシーな果実が特徴です。酸味が少なく、甘みが強い梨です。
王秋
晩秋に食べられる美味しい梨として人気を集めています。甘みと酸味が絶妙な味わいの芳醇な果汁溢れる大玉梨です。
豊水とは?
豊水の特徴や産地、旬などについてご紹介します。
豊水の特徴
豊水は、「幸水」と「イ-33(石井早生× 二十世紀)」という2つを交配して生まれた品種です。黄土色に斑点がついた見た目が特徴で、幸水などの品種よりも少し大きいサイズの梨です。
味の特徴
名前の通り、果汁を豊富に含んだみずみずしい食感が特徴です。また、甘みと酸味のバランスが絶妙で、梨の美味しさをしっかりと味わうことができます。
代表的な産地は?
代表的な産地としては以下があります。
1位:千葉県
2位:福島県
3位:茨城県
4位:栃木県
5位:大分県
6位:熊本県
この他、九州では福岡県でも盛んに栽培されています。
美味しい時期や旬
豊水は8月下旬頃から10月上旬頃まで市場に出回ります。そのため旬は、8月下旬から10月上旬頃までといえるでしょう。
豊水と幸水の違いは?
豊水は「幸水」と「イ-33(石井早生× 二十世紀)」という2つを交配して生まれた品種です。そのため、豊水は幸水と見た目や味わいなど似ている箇所があります。違いとしては、丸みのある豊水に対して、幸水はやや平たい形状をしています。また、酸味がある豊水に対して、幸水は酸味が少なく甘みが強いとされています。
2.豊水を美味しく食べよう!選び方・食べ方と保存方法
美味しい豊水の食べ方や保存方法について解説します。
豊水の美味しい食べ方
カットしてそのまま食べる
カットしてそのまま食べると、豊水のみずみずしい食感や爽やかな甘みを堪能できます。梨は冷やすことで糖度が増すため、食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やしてお召しあがりください。
薄くカットしてサラダに
梨の食感やクセのない爽やかな味わいは、サラダにするのにもぴったりです。薄めにカットして、お好みの野菜に合わせれば、おしゃれな一品が出来上がります。
アイスやヨーグルトを添えて食べる
カットした梨に、アイスやヨーグルトを添えて食べるのもおすすめです。ひと工夫するだけで満足度の高いデザートが完成します。
豊水は日持ちする?おいしさを維持する保存方法
豊水は、なるべく早く食べるのがおすすめです。すぐに食べきれない場合は、ラップや新聞紙で1玉ずつ包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。ヘタの部分を下にして保存すると美味しさが長持ちします。もしくは、美味しいうちにジャムにするなど、保存が効くように調理をしてみるのもよいかもしれません。
3.熊本県産「太陽の豊水梨」の魅力は?
豊水はさまざまな地域で栽培されていますが、その中でも特におすすめなのが熊本県産の「太陽の豊水梨」です。ここでは、「太陽の豊水梨」の魅力について解説します。
熊本県産「太陽の豊水梨」の魅力
袋掛けをせず、太陽の光をたっぷり浴びて育った「太陽の豊水梨」は、溢れるほど果汁が豊富で、糖度が高く強い甘みが特徴です。また、甘さと食感に徹底してこだわった「太陽の豊水梨」の中でも、糖度目安13度以上、2L以上の大玉サイズを厳選。収穫全体のわずか10%ほどしかとれない特選品を産地よりお届けいたします。
美味しさの理由は豊かな土壌とこだわりの育て方
「太陽の豊水梨」は、熊本県金峰山の標高約400mの高地に広がる梨農園で栽培されています。ミネラル豊富な水、水はけのよい土壌、昼夜の寒暖差が大きい気候など、金峰山の豊かな自然環境が甘くみずみずしい果実を育てています。ひとつひとつの梨の品質を見極めるために、あえて袋掛けをせずに栽培しているのも特徴のひとつです。
また、梨の美味しさを最大限引き出すために、樹になった状態で完熟ぎりぎりまで育て、食べ頃を見極めて収穫するので、より濃厚な味わいをお楽しみいただけます。
※2024年の販売は終了いたしました。
4.まとめ
豊水は、「幸水」と「イ-33(石井早生× 二十世紀)」という2つを交配して生まれた梨の一種です。千葉県・茨城県などの関東圏の他、九州でも盛んに栽培されており、特に熊本県や大分県の豊水が有名です。名前の通り、みずみずしいジューシーな果実とシャキシャキとした食感が特徴で、甘みと酸味の絶妙なバランスも魅力的。中でも熊本県産「太陽の豊水梨」は、太陽の光をたっぷり浴びた、甘く濃厚な味わいの梨です。全体のわずか10%ほどしかとれない特選品をぜひご堪能ください。
※2024年の販売は終了いたしました。